【タミヤ 35100】 イギリス チャーチルクロコダイル戦車

【タミヤ 35100】 イギリス チャーチルクロコダイル戦車

第二次大戦におけるイギリス軍歩兵戦車の決定版というべき存在がMk.Ⅳ チャーチルです。チャーチルには多数の型がありますが、主砲が2ポンド砲のチャーチル Mk.Ⅰ、6ポンド砲の チャーチル Mk.Ⅲ、75mm砲の チャーチル Mk.Ⅶに分けられます。そのMk.Ⅶをさらに火炎放射器搭載型に改造したのがチャーチル クロコダイルです。車体前部の機銃を火炎放射ノズルに換え、火炎燃料と圧縮窒素を詰めた装甲トレーラーを牽引したこの車両は、最大120ヤード先の標的まで火炎放射可能でした。燃料がなくなった場合は、放射ノズルを機銃に換装でき、トレーラーは車内から切り離すことができました。

キットはタミヤMMシリーズの記念すべき100作目で、ボリューム充分な内容。トレーラーを連結すると全長340mmにもなり、トレーラーは自在継手で曲がるようになっています。火炎放射ノズルの代わりに付属の機銃を付けてトレーラーを外すと、チャーチル クロコダイルではなくチャーチルMk.Ⅶを作ることができます。トレーラーは内部もありハッチを開けて見せることもできます。

記念すべきMM100作目。300作目にも英国軍のマチルダを選択していることから、タミヤは英国車両に思い入れがあるのかもしれません。
履帯はゴムベルト式。車体下部には電池ボックスを仕込めるようにマークが彫られています。
スプロケット・転輪・誘導輪のランナー。
装甲版や道具箱のランナー。ワイヤーはプラ成型されています。
車体下部側面のランナー。右側にある機銃を選択するとMk.Ⅶを製作可能です。
砲塔とフィギュアのランナー。
トレーラーのランナー。
デカールでは第79機甲師団第141連隊と、第34機甲旅団台107連隊を選択可能。昔の接着剤付き。
左はトレーラーの自在継手部分、右は火炎放射ノズル部分です。
 下の機銃を選択するとMk.Ⅶにできますが、勿論火炎放射ノズルを選びました。
アイドラーホイール側の車体下部装甲はポリキャップによる嵌め込み式でした。
片側11個の小さな転輪が取り付けられたロードホイルユニット。
アイドラーホイールを追加しました。
ボディです。
75mm砲を装備した砲塔。
ドライブスプロケットを取り付けた車体下部。かなり細長く見えます。
ロードホイールユニットを取り付けました。この転輪上のスポンソンに砲弾・収納箱・燃料タンクが収納されていました。
トレーラーです。左側の自在継手のおかげで、チャーチル クロコダイルが自由に左右に牽引することができます。
自在継手を回したところ。
車両を作り上げました。75mm砲に比べて車両が長いため、もっと武装していても良さそうですが、スマートで格好良くも見えます。
この火炎放射ノズルから炎を噴出します。
トラーラー牽引状態。340mmとかなり長いです。
標準のダークグリーンで塗装してウォッシングした後、アース系の塗料を数色使ってウェザリングを施しました。程良く使用感を出せたかと思います。
作って気が付いたのですが、火炎放射ノズルが項垂れやすい気がします。基部にポリパテなどを薄く盛って少し干渉させるようにすると良いかもしれません。
火炎放射中に砲撃も可能だったのでしょうかね。同軸のBesa機関銃は撃てたと思いますが・・・
後ろ姿。消火器を赤色としてアクセントを付けました。
イギリスの戦車はそれぞれの車輛形状が一目で分かる個性を持っていて良いですよね~。

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