【タミヤ 35363】 M3A1スカウトカー

【タミヤ 35363】 M3A1スカウトカー

M3A1は、アメリカ合衆国で1939年8月~1944年4月まで約21,000両が生産された装甲偵察車です。ホワイト・モーター社製であることから、ホワイト・スカウトカーとも呼ばれます。前面窓部が12.7mmそれ以外が6.4mmの装甲板で覆われ、最高速度は80km/h。車体前面に12.7mm M2重機関銃、シートの周囲にある滑動レール上に2丁の7.62mm M1919A4機関銃を装備し、バンパーの前には超壕ローラーを備えていました。乗員は最大7名でした。米軍では1943年夏のシチリア線以降、路外性能や攻撃力・防御力に難があることから二線級となりましたが、レンドリースによって連合国に供与され、英仏加では偵察・観測や将校の移動用として、またソ連では終戦まで第一線で活躍していました。

キットは2018年12月発売で、完全新規金型となっています。アメリカの車両ですが、レンドリースでの使用を想定しているのかソ連兵のフィギュアが5体も付属します。ソ連、アメリカ双方の車両用デカールが付属するので、どちらの軍の車両としても製作することができます。

足回りとシートのランナー。
シャーシ、フェンダー、前面装甲のランナー。デファレンシャルとシャーシが一体になっているなど、ボリュームが中々多い中、見えない部分はサクサク進められるようになっています。
側面、ボディのランナー。側面は装甲の分割ラインがシャープに彫り込まれ、床のパターンは細かく再現されています。
スプリング、車内設備、OVMなどのランナー。
フェギュアのランナー。
クリアーパーツ、機関銃、弾薬箱のランナー。
デカールは、ソビエト軍第3親衛戦車軍団 1945年4月 ドイツ東部、ソビエト軍 1945年春 プラハ、アメリカ陸軍 第2機甲師団 第82機甲偵察大隊所属 1943年 シチリア の3種類が用意されています。私はスローガンが書かれたプラハ仕様を選択しました。
プロペラシャフトはなんとほぼ一体になっています。
シャーシ周りです。
ボディと機関銃レール。
レール上の機関銃は、動かすことができます。
ボディを上面から撮影。
エンジングリルの装甲ルーバーは開閉選択式。私は閉じました。
一通り組み、サーフェイサーを吹き付けた状態です。シャーシにはレトロな超壕ローラーが付いています。
車内は簡素に見えますが、ここにこれからフィギュアが5体も乗るのです。
塗装後。何と書いているか分かりませんが、側面のスローガンが面白いですね。
位置の都合上、ドライバーのみ先にシートに固定してハンドルを握らせ、接着しています。
車体裏はこのようになります。どうも所々消し忘れた押しピン跡がありますが、普通は見えないのでよしとします。
フィギュアの頭部パーツ構成。帽子は耳の部分が分割されます。
他の兵士も乗せてみました。
ヨーロッパ系・アジア系・・・と多民族国家らしくソ連兵の顔は掘り分けられています。
前面にあるM2重機関銃をしっかり握ってくれるのが嬉しいです。
突撃せんと雄たけびをあげるコマンダー。リアリティを損ねると分かってはいるのですが、ついつい唇を赤く塗ってしまいます(笑)
M1919機関銃を構えるアジア系のソ連兵。帽子の「星」や階級章は彫刻されているので、筆塗りしました。

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