【タミヤ 35318】 フィンランド軍突撃砲 BT-42

【タミヤ 35318】 フィンランド軍突撃砲 BT-42

BT-42は、フィンランドがソ連と戦った冬戦争・継続戦争で鹵獲したソ連のBT-7快速戦車1937年型を改造して自国の戦力として投入した突撃砲です。砲塔を改修して元の45mm M1934砲を撤去し、イギリスから輸入してあったQF4.5インチ榴弾砲Mk.Ⅱ(フィンランド名称114H18)を搭載しました。車体は元のBT-7を流用し、砲塔も一部流用されています。継続戦争でソ連軍と戦った後、残存車輛が1957年まで用いられました。

2011年に発売されたタミヤのフィンランド軍AFV第二作です。フィンランドのパロラ戦車博物館の展示品を取材して製作されたようです。
ボディ下部のランナー。タミヤ BT-7からの流用です。
こちらもボディ下部のランナー。タミヤ BT-7からの流用です。
転輪のランナー。タミヤ BT-7からの流用です。
中央のボディ上部ランナーはタミヤ BT-7の流用。その両側のフェンダーや道具箱のランナーは新規ランナーです。
砲塔やフィギュアは新規金型で作成されています。
分割接着式履帯のランナーはタミヤ BT-7の流用ですが、左側のOVMのランナーはBT-7に含まれていないものです。
ルーバーカバーや吸気口のエッチングが付属。カバーは曲げながら上手く接着する必要があります。
デカールはハカリスティとラウンデルを選択可能です。
塗装した状態。履帯用に使っている塗料の在庫がなくなったため、指定のメタリックグレイで塗ったところ、何とも言えないギラギラした感じになりました。いずれ塗り直そうと思いますが、不気味な迫力があるのでステイ中。
塗装・マーキングは説明書の「R-708号車 突撃砲大隊 第2中隊 スヴィル・フィンランド 1943年夏」を選択。
ハカリスティの中央にある突起はピストルポートです。
砲塔のハッチはBT-7(1937型)からの流用で用いられたようです。
突撃砲ですが、ドイツ軍と異なり、砲塔は360度回転します。QF4.5インチ榴弾砲Mk.Ⅱにはマズルブレーキが追加されています。プラスチックですが、孔のモールドが付いていて質感があります。
方々が角張っていてどことなくレトロな印象を受けます。
前面から見ると、砲塔以外がBT-7であることがよく分かります。

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